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歌詞和訳・視聴など、洋楽関連の話題を紹介しています。
「歌詞和訳」はカテゴリーのアーティスト名に区分して載せてあります。
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Straight Outta Lynwood 

密かに好きな、ウィアード・アル・ヤンコビック。
簡単に一言でいうと「替え歌」を歌う人、です。

私の場合、ジェームス・ブラントのYou're Beautiful(君は美しい)、
の替え歌、You're Pitiful(君は情けない)から彼を知りました。
とりあえずものすごく歌がうまくてパロディ元に似ている上に、
笑える、と一粒で二度おいしい人です。 


Trapped In The Drive-Thru - "Weird Al" Yankovic 【lyrics


以下、個人的な和訳です。

『夜7時、テレビでくだらない番組を見ながらソファで眠りかけていたとき、
妻が部屋に入ってきて僕を見たんだ。

妻「今流れてるのってレーナード・スキナード(アメリカのバンド)の曲?」
僕「知らない。ところで、もう遅いけど夕食は?」
妻「ランチを一杯食べちゃったから、そんなにお腹が減ってないのよね」
僕「僕も飢えてる、ってほどじゃないけど食べられる、という感じかな」
妻「何が食べたいの?」
僕「分かんない。君は?」
妻「何でもいいわ。あなたがお腹が減ってるなら、食べましょう」
僕「そうしよう、でも、最初に君が食べたいものを言ってくれないと」
妻「待ってね。冷蔵庫には何が残ってた?」
僕「ツナ缶がなかったっけ?」
妻「あれは一週間前にダメになってる」
僕「チリは?」
妻「あなたが昨日食べたじゃないの」

僕「そうだっけ。ところで、何か宅配(デリバー/deliver)してもらう?」
妻「私がなんでレバー(liver)を食べたいと思うわけ?レバー嫌いなのに」
僕「違うって。デリバーって言ったんだよ」
妻「レバーって聞こえたわ」
僕「自分で言ったことくらいは分かってるつもりだよ」
妻「どうでもいいけど、レバーは結構よ」

そこで、僕はさらに妻に一言言おうとしたんだけど、携帯が鳴ったんだ。
誰からだろう?僕は番号を見る。
するといとこのラリーから、今日3度目の電話だった。

妻「留守電にしておきなさいよ」
僕「そうする。ところで、何の話だっけ?ああ、夕食だ。どうする?」
妻「キッチンで何か作れば?」
僕「じゃあ君、作ってくれる?」
妻「ねえあなた。私たちはディナーに出かける事も出来ないって言うの?」
僕「出来ないね」
妻「出来るわよ」
僕「出来ない」
妻「出来る」
僕「出来ない」
妻「はいはい。あ、ここにアナタの車のキーがあるわよ」

僕「・・・分かったよ。どこに行きたい?」
妻「アイビー(高級レストラン)はどう?」
僕「あんまり。わざわざドレスアップして高いものを食べたい気はしないな」
妻「オリーブ・ガーデン(イタリアン・ファミレス)は?」
僕「イタリアンって気分じゃない。
  あとブリットキング(安くて大量に食べられる店?)
  に行こうものならおならが出まくってしょうがないよ。間違いない」
妻「じゃあもう、やめましょ」
僕「いや、僕は絶対君をディナーに連れて行くよ」

そのとき、僕はひらめいた。
僕「僕たちがすべきことが分かった」
妻「何?」
僕「思うに」
妻「だから何よ?」
僕「ドライブスルーに行こう」

というわけで僕らは正面ドアから出て、ガレージを開けて、
車のドアを開けて、車に乗り込んだ。
キーを差し込んで、横に回して、シートベルトを締めて、
それから道路に出たんだ。

ドライブスルーにドライブする。
ドライブスルーに一直線。
ドライブスルーに近づいてきた。
ドライブスルーが近づいてきた。
もうドライブスルーについたも同然。
そしてドライブスルーについた。
ドライブスルーには行列が出来ていた。
これ、ドライブスルーって表現していいのか?

ともかく、僕らはドライブスルーの行列に並んだ。
僕らの前の車も後ろの車も、オーダーを待っている。
ライトがまぶし過ぎるボルボに乗ったどっかのバカが、僕の後ろに居た。
僕はウインドウから身を乗り出して叫んだ
僕「おい、何やってんだよ。僕の目をつぶすつもりか?」
妻「駐車した方がいいんじゃない?中で食べましょうよ」
僕「ウサちゃんスリッパをはいてきちゃったから、車から降りられないんだよ」

女性の声が、スピーカーボックスから聞こえてきた。
「ご注文をお伺いしてもよろしいですか?」
僕「ああ、いいよ。オニオンチーズのハンバーガーを二つ」
妻「あなた、待って。食べたいものが変わったの
  今回はチキンサンドイッチを食べるつもり」
僕「君、いつもチーズバーガーじゃないか」
妻「チーズバーガーを食べるほどお腹が減ってないってことよ」
僕「君ってよく分かんない人だな!」

スピーカーの声(女)は言った。
「さっさと決めていただけませんか?」
僕「じゃ、オーダーを受けてくれ。そしたら僕らも先に進めるし。
  チキンサンドイッチ一つとチーズバーガー一つ」
女「オニオンつきですか?」
僕「さっきそう言ったじゃないか。それにカーリー・フライ
  (カールしたポテトフライ)これ、忘れないでくれよ。
  それからルートビア(炭酸飲料の一種)のMを二つ
  ・・・じゃなくて一つでいいや。 妻と半分ずつにするから。
  あと、思ったんだけど、君、あんまり頭が良くなさそうだよね。
  もう一回僕の注文を読み上げてみてくれないか?
  あってるか確認するから」

女「チキンサンドイッチお一つ、チーズバーガーお一つ、
  あとはカーリーフライとルートビアのLですね」
僕「待ってくれ。ルートビアのLは注文してない。Mって言ったんだ」
女「お値段そのままでサイズを上にするサービスをやっているんです」

僕「へえ」
そう、僕は「へえ」としかいえなかったんだ。
女「お知らせがあります。あと25セント追加で、
  飲み放題のサービスもありますよ」
僕「そいつはすごい。だけどドライブスルーで飲み放題といわれてもね・・・」

女「ちょっと待って。アナタの声、聞き覚えがあるわ。もしかしてポール?」
妻「ここにいるのはポールじゃないわよ。ねえ、ポールって誰よ?」
女「同じ学校のヤツよ。去年ヤツの後ろの席だったから、
  幾何学のテストの時彼の回答を写してたの」
僕「僕が知ってるポールは僕の家の配管工だったよ。
  若ハゲで、去年の夏ピッツバーグに異動になった。彼は膀胱炎で、
  ついでに水虫で足の指がかなりやばいことになってたね」
女「ミスター、お願いだからここでその話はやめてくれない。
  私が知る必要も無いことだし」

僕らは静まり返った。
そして、真面目な雰囲気に戻ったんだ。
女「お進みください。5ドル、82セントになります」
僕たちは少しずつ、かなりゆっくりと前に進んだ。
僕はちょっと退屈になったから、ラジオをつけた。

ぽちっと・・・。

妻が頭痛になったから、結局消した。
そんなわけで、僕たちはしばらく静かに座ってた。
それから、僕は妻を見たんだ。
そして、妻も僕を見た。

僕「あ、歯に何か挟まってるよ」
妻は僕から顔を逸らし、もう一回向き直って訊ねてきた。
妻「取れた?」
僕「ええと、ほとんど取れたよ。でもそんなに気にする事もないって」
妻はもう一回聞いてきた。
妻「今はもう取れてる?」
僕「ああ、ほとんどね。ちょっとだけ残ってるけど、気にするなよ。
  多分トーストのかけらだろ」

僕らは支払い窓みたいなところまできた。
僕はポケットに手を突っ込んだ。
なんてことだ、サイフを忘れてきちゃった。

窓口の女性が言った。
「はいはいはい。5ドル82セントね」
僕「ねえ、君はどのくらい持ってる?」
妻は目をギョロつかせた。
妻「私が払うことになるようね・・・」
妻はサイフに手を伸ばし、アメリカンエクスプレスカードを取り出した。
僕はそれを手渡した。

女「お客さん。現金しかだめですよ、
  ここではクレジットカードは使えません」
僕「え、ほんと!?それはひどいな」

妻が、3ドルだけ取り出すのを僕は見た。

僕「今日、ATM行ってないの?」
妻「ATMのあるところには行ってないわ。
  それにしても、あなたのサイフはどこいったのよ?」
僕「そんなこと気にするなよ。とりあえず小銭を探すのを手伝ってくれ」

窓口の女性が、何か変なやつでも見るかのように僕を見ている。

女「ミスター、私たちはこの行列をどうにかしなきゃいけないのよ」
僕「ぶつぶつ言わないでくれよ。そんなに長くかかんないから」

そこで僕はグローブボックスの中を見た。
それから足の下のマットを調べる。
アッシュトレイの中に5セント貨を見つけた。
それから2セント銅貨、10セント貨をシートの間に見つける。
しばらくして、いろんな種類のコインが重なっているのを少し見つけた。
窓口の女性はそれを数えて言った。
女「まだ1ドルほど足りませんよ」
妻は変な、凍りつくような顔つきを顔に浮かべている。
妻は叫んだ。
妻「私はそもそも、お腹が減ってなかったのよ!」
僕は顔を窓口に向けて肩をすくめた。
僕「分かった。チキンサンドイッチのことは忘れてくれ」

僕はおつりを受け取って、レシートを受け取った。
それから受け取り窓口に行った。
ああ、もう食べるのが待ちきれない。
そこには、16歳くらいのにきび面の子供がいた。
やぼったい名札に「こんにちは。僕の名前はユージーンです」
と書いてあった。
彼は僕に紙袋を手渡した。
僕は彼の目をのぞき込んで、声を掛けた。
僕「やあ、ユージーン。ポテトフライ用にケチャップをくれないか?」

すると、彼は僕を見た。
で、僕は彼を見た。
彼は僕を見た。
僕は彼を見た。
彼は僕を見た。
僕は彼を見た。
彼は言った。
彼「すみません、何が欲しいんでしたっけ?」
僕「ケチャップだよ」
彼「ああ、そうでした。
  ちょっと間を空けただけなんです。ちなみに今日やけどしちゃいまして」

それから彼は僕にケチャップを手渡した。
ああ、ついにドライブスルーから外に出ることが出来た。
そしてうきうきさせるような食べ物の匂いは僕をイカれさせる。

赤信号で止まった時、僕は飢え死にしそうだった。
僕「君、バーガーを渡してくれ。かじるから」

そこで妻は紙袋に手をいれ、バーガーを取り出した。
妻は僕にバーガーを手渡す。
僕はバーガーを受け取る。
それから包みを開けて、かぶりついた。

信じられない。
あいつらはオニオンを入れるのを忘れてたんだ・・・。 』
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カティ


洋楽好き。特にJustin Timberlakeが大好きです。
自身の和訳として載せているものは、あくまでも個人的和訳なので、明らかな誤訳、解釈ミスなどがありましたらご指摘頂けると嬉しいです。

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